Vision

目から
はじまる
健康

目は透明な臓器ですから、目の裏側――「眼底」にある、全身とつながった神経や血管を、直接、見ることが出来ます。

それゆえ、身体をメスで傷つけず、「眼底写真」に写った神経や血管を診ることで、糖尿病や高血圧といった全身疾患の早期発見が可能です。

DeepEyeVisionは、この「眼底写真」が持つ可能性に注目し、様々な医療現場で容易に診療に活用されるには、「画像診断支援AI」が必要だと考えました。
私たちはこの医療AIの開発を通じて、眼科はもとより、全身疾患に関する医療の質の向上に貢献していきたいと考えています。

CEO’s
MESSAGE 代表メッセージ

医学の発展と
専門の細分化

人間は情報の9割を目から得ていると言われており、健康な目を維持することが、豊かな人生を送るために非常に重要です。

一方、その目を守る眼科においては、医学が急速に発展し、専門が細分化していくにつれて、1人の眼科医だけで目の全てを診断・治療することはほとんど不可能になっています。眼底の専門家は目の表面のことはよく分からず、目の表面の専門家は眼底のことをよく分かりません。そして専門分野に特化した医療機関には、そこでなければ治療できない患者さんがたくさん集まって、待ち時間が数時間にも及びます。

また、眼底カメラやOCTをはじめとした眼科向けの医療用カメラも非常に進化し、10年前では考えられなかったような高精細な画像が得られるようになりましたが、それが必ずしも医療の質の向上にはつながっているとは限りません。1人の患者さんにつき、高精細な画像を注意深く何枚も見るのはとても時間のかかることです。わずかな変化が大きな視力低下に繋がることもあり、気が抜けません。そうして、患者さんをますます長時間お待たせしていると、待ちきれなくなって、病院に来なくなる方も多くいらっしゃいます。
このように、医療は未だ高い水準にあるとはいえません。

AIの力で失明を
減らすことが使命

DeepEyeVisionは、そういった眼科医療の現状に対し、「AI(人工知能)」を使って改善することを目的に設立されました。
具体的には、眼底画像の診断支援AIを通して、眼科医の過剰な負担を軽減します。ヒトとは異なるAIならではの視点で画像の異常部位指摘や診断名の提案を行い、眼科医の日々の診療を助けます。
それにより眼科医は今よりも遙かに短い時間で的確に病変を見付け、生まれた時間でより多くの患者さんを治療出来るようになります。
その結果、現時点で適切な医療を受けられていない患者さん全てに最適な眼科医療を行き渡らせることが出来ます。

日本でも失明していく患者さんはいまだに多くいらっしゃいます。
AIで失明を一人でも減らしていくことがDeepEyeVisionの使命です。